インスタ映えスポットとして人気のカラフルな公営団地「彩虹邨(チョイホンチュン)」を香港政府が建て替えることを決定しました。虹色の色彩の団地をバックに、駐車場の屋上にあるバスケットコートやヤシの木と撮影する写真がインスタグラムでとても人気で、世界中から写真好きが集まるスポットですが、築60年が過ぎ老朽化が激しいことで建て替えが決まったようです。


彩虹邨(チョイホンチュン)は九龍の黄大仙(ウォンタイシン)区にあるMTR彩虹駅前にあります。1962年から1964年にかけて建設された当時最大の公営住宅であり、敷地内には7階建てまたは20階建ての11ブロックの住宅と5つの学校があり、各ブロックのG階(日本で言う1階)には商店や飲食店があります。現在は約1万7500人が居住しています。


彩虹邨は基本的には住民の生活の場ですが、住民以外も入ることができます。韓国の大人気男性K-POPアイドルグループSEVENTEENが香港で撮影した「Check-In」という曲のミュージックビデオに登場したことでも大きな話題となり、その後は香港政府観光局も積極的に宣伝をするようになったと言われています。


建て替え後の新しい彩虹邨は40階建てとなる予定ですが、現在のようにカラフルな外観となるかどうかは発表されていません。建て替えには10年や20年かかると予想されており、複数のブロックを順番に建て替え、一部の住民は他の新しい公営住宅に引っ越しが必要になると考えられています。

提供元:hongkong-bs.com

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