こちらは、21日に東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が公開した、約450ページにわたる報告書です。中には、森喜朗前会長の女性蔑視発言に触れたとみられる箇所もあり、「ジェンダー平等に関する議論を活性化させた」と前向きに総括しています。

 競技場の設計見直し。公式エンブレムの差し替え。1年延期。開会式・閉会式に関与した担当者の辞任・解任。コロナ禍での無観客開催。などなど、色々あった東京オリンピック。

 開幕の半年前にはこんなこともありました。

 東京五輪組織委員会・森喜朗会長(当時):「この一言でこういうふうになったということは、私自身の非常に不注意でもあったのかもしれませんが」

 当時、組織委員会の会長だった森喜朗氏が会議の席上で放った、女性蔑視とも受け取れる発言です。

 森喜朗会長(当時)「去年2月3日」:「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」

 東京五輪組織委員会・森喜朗会長(当時):「(Q.やはり会長は女性は話が長いと思っている?)最近、女性の話聞かないからあまり分かりません」「(Q.いくつか伺わせて下さい)いくつかじゃなくて一つにしてください」「(Q.オリンピック精神に反するという話も。組織委員会の会長適任なのか?)さあ、あなたはどう思いますか?」「面白おかしくしたいから聞いているんだろう」

 一方、こちらは大会組織委員会が公開した公式報告書。

 「大会を間近に控えた時期に起きた組織委員会幹部や関係者の人権に関する言動は、組織委員会がジェンダー平等や多様性と調和の重要さを再認識する契機となっただけでなく、日本社会全体の議論を活発化させることになった」

 これが何を指すのかは分かりません。しかし、組織委員会はそれらを議論を活性化させたと総括しました。

 街の人:「美談に仕立て上げている感じがする」「炎上した人辞めさせたからこの問題終わりですねとは違う」

 そのまとめ方、その言葉遣い、果たしてふさわしいのでしょうか。

 色々あった東京オリンピック。開幕の半年前にはこんなこともありました。

 東京五輪組織委員会・森喜朗会長(当時):「会長である私が余計なことを申し上げたのか、これは解釈の仕方だと思うが、まあそう言うと悪口書かれますけども」

 当時の森会長が女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかると発言し、大炎上。

 東京五輪組織委員会・森喜朗会長(当時):「長い83年の歴史の中で本当に情けないことを言ったもんだと」

 しかし、組織委員会の捉え方は違うのかもしれません。

 街の人:「起きたことと『日本社会全体の議論を活発化させた』ことは結びつけることではなく別問題かな」

 公式報告書では他に、無観客での開催については大会期間中は人流が抑制された。コロナ禍での開催については厳しい意見があったとする一方、東京、日本だからこそ開催できたとの高い評価を受けたなどと総括しています。そして。

 東京大会組織委員会・橋本聖子会長:「困難な時にも前に出ることができる森会長がいたからこそ、東京大会組織委員会は前に進んでいくことができたと思う」

 こう振り返るのは森喜朗氏から会長職を引き継いだ橋本聖子氏です。

 皆さんはどう総括するのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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