およそ10億円に上る給付金詐欺事件で、グループが急拡大した背景が分かってきました。インドネシアに逃亡していた谷口光弘容疑者と東京・六本木で出会ったという、太田浩一朗容疑者。2人を結びつけたのは、裏メニューの高級酒でした。

 最後まで金儲けに執着していたのでしょうか。

 22日、インドネシアから強制送還され、「詐欺の疑い」で逮捕された谷口容疑者。

 容疑者を知る男性の元には逮捕直前に、ある相談が…。

 谷口光弘容疑者:「谷口です。ナマズの養殖はものすごく儲かるビジネスなのでよろしくお願いします」

 谷口容疑者は持続化給付金詐欺事件のリーダー格とみられ、だまし取った10億円近くのうち、およそ6000万円を手に詐欺で得た金を投資したとみられるのが「ナマズの養殖ビジネス」です。知人男性は、これを引き継いでほしいと頼まれたといいます。

 谷口容疑者から相談を受けた男性:「今400万匹くらいナマズがいる。1匹あたり30円で売却できる。5、6000万円くらいの利益が出るビジネスだと。(連絡があったのは)1週間ぐらい前からきのうにかけてです。返済だとかお金を作りたいと言っていました。(引き継ぎ)を焦っている感じ」

 今回の事件、全容解明の鍵を握るもう一人の人物が、詐欺グループの勧誘役とみられる太田容疑者です。

 谷口容疑者との接点は当時、店長として勤めていた東京・六本木にある飲食店で生まれました。

 太田容疑者は谷口容疑者に高級な酒を振る舞うなどして意気投合していたことが分かりました。

 2人の間で持ち上がったのが“給付金詐欺”の話。

 太田容疑者(グループ関係者によると):「何千人も集めるので、でっかい仕事をしましょう」

 太田容疑者は、そう協力を申し出たと言います。

 当時のやり取りについて逮捕前、太田容疑者は番組の取材にこう話していました。

 太田容疑者(逮捕前テレビ朝日の取材に対して):「結構グレーだったので、詐欺にはならない、捕まらないとは谷口から言われていた」

 太田容疑者は、自らが持つ“六本木人脈”を用いて谷口容疑者に人を紹介。すると…。

 太田容疑者(逮捕前テレビ朝日の取材に対して):「谷口はセミナーで『フリマサイトで5万・10万円収益があったら、それもフリーランスだよ』と」

 受給要件をあいまいに伝えることで本来、受給の対象とならない人も、給付金を受け取れるかのように説明したといいます。

 捜査関係者は、太田容疑者が詐欺グループを急拡大させたキーパーソンとみて調べを進めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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