緊急事態宣言から「まん延防止等重点措置」に緩和されて11日目。東京都の感染者数は再びステージ4相当に戻っています。
直近1週間の感染者数は7日間平均で500人台に上昇し、10万人あたりでは25人を超えています。1日に新たに発表された感染者数は673人。先週の木曜日の先月24日より103人増え、12日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。
感染者の年代も変化してきています。
インドで最初に確認された変異ウイルス「デルタ株」の割合も高まってきています。
テレワークで参加した小池都知事は・・・。
東京都・小池百合子知事:「都民の皆様方には改めて申し上げますが、不要不急の外出の自粛を改めてお願い、あらゆる場面での感染防止対策の徹底をお願いします」
感染状況は日に日に深刻さを増していますが、東京オリンピックの開幕は目前に迫っています。
続々と関係者も来日しています。
兵庫県豊岡市ではドイツのボートチームの先遣隊が練習会場の視察を行っていました。
選手を乗せるバス会社は細心の注意を払っていました。
コロナ禍のなか、選手団を受け入れることをどう受け止めているのでしょうか。
全但バス株式会社八鹿営業所・大友国寛所長:「確かに世の中、賛否両論の意見があり、私も思うところ、心苦しいところもあります。私たちができることをして、より安心安全な運行を目指していきます」
東京など首都圏について政府はまん延防止等重点措置の延長も視野に検討に入りました。
まん延防止措置が出ている場合、イベントの観客上限を5000人とすることが決まっています。
オリンピックも現在の1万人から5000人になるのでしょうか。
スポーツイベントを巡っては気になる情報もあります。
スコットランドの保健当局によりますと、サッカーの試合に関連して約2000人の感染が確認されたというのです。
このうち1294人が試合のあったロンドンに行っていて、スタジアムで試合を観た人は397人です。
もっとも、広場に集まったサポーターはかなり密になっていたようです。
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