気象庁は1日午前9時前、伊豆諸島北部に線状降水帯発生情報を発表した。

今後も、関東や東海などでは大雨に警戒が必要。

1日午前8時ごろの伊豆諸島・三宅島では、雨が道路や車の屋根を強くたたきつけ、しぶきが上がっているのが見てとれた。

1日朝は、伊豆諸島付近に発達した積乱雲が次々とかかり、災害の危険性が急激に高まったことから、気象庁は午前9時前に、伊豆諸島北部に「線状降水帯発生情報」を発表。

伊豆諸島では記録的な大雨となった。

新島では1時間雨量が79.5mm、6時間雨量が190.5mmと、いずれも観測史上1位の大雨となった。

1日午前11時半現在の三宅島の様子。
強い雨は降っていないようだが、山の輪郭を隠すように厚い雲がかかっている。

一方、静岡県内でも1日朝は断続的に強い雨が降り、南伊豆町では、わずか6時間で7月の平年雨量の半分以上となる110mmの雨が降った。

隣接する下田市では、午前7時前、市内全域に避難指示を発令した。

避難してきた女性「山をしょった家で、何かあったら困るので…」

一方、先週住宅4件が崩れ落ちた大阪市西成区では、関係者が現場の確認に訪れるなど、警戒が続いている。

このあとの雨の予想。

東海や関東では、1日夜は一時的に雨が強まる見込み。

2日の朝からは、再び活発な雨雲がかかり、夕方にかけて静岡や関東南部、伊豆諸島などでは同じような場所で断続的に激しい雨が降るおそれがある。

今回の大雨は、同じような場所で長引くおそれがある。

土砂災害や河川の増水、氾濫の危険性が時間を追うごとに高まる可能性があり、厳重な警戒が必要となる。

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