中国は1日、共産党創設100周年の記念日を迎え、北京の天安門広場では大規模な祝賀行事が行われた。
北京支局・山崎文博記者が中継で報告する。
この式典は単なるお祝いではなく、習近平国家主席が自らの地位をさらに確立し、毛沢東に並ぶ絶対的な存在になるための通過儀礼ともいえる。
式典は日本時間の1日午前9時から始まり、ヘリや航空機によるショーなどの催しが行われた。
過去の指導者が重要イベントで着用した「中山服」に身を包んだ習主席はスピーチを行い、国民との一体感を強調した。
中国・習近平国家主席「(共産党と人民は)自ら選んだ進歩と発展の運命をしっかりつかむ」
習主席にとっては、1日の式典や2022年の北京オリンピックを成功させて、絶対的な地位を確立し、2022年秋の党大会につなげる狙いがあるとみられる。
この日、返還記念日を迎えた香港も、デモなどの抗議活動は厳しく規制され、中国の統制はますます強まっているのが実情。
中国では、習主席1人に権力が集中する一方、習主席の右腕や懐刀、また後継者がみえない現状に、政権の脆弱性を指摘する声も上がっている。
急速に押し寄せる少子高齢化も、頼みの経済成長に影を落としているだけに、表向きのお祝いムードとは別に、その先行きは必ずしも順風満帆とはいえないとみられる。
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