中国共産党の創立100年を記念する祝賀イベントで、習近平国家主席は「外国勢力によるいじめや圧力を容認しない」と、中国への批判を強めるアメリカなどを牽制(けんせい)しました。北京から報告です。

 (森林華子記者報告)
 習近平国家主席が強いメッセージを発するたびに会場から大歓声が上がる異様な雰囲気でした。

 中国・習近平国家主席:「(中国への圧力を)誰かがたくらむならば、14億人の中国人民の血と肉体で作り上げた鉄鋼の長城の前で惨敗するのは間違いない」

 天安門に掲げられた「建国の父」毛沢東氏の肖像画と同じ色の人民服を着て演説をした習主席は、その後も「偉そうな態度で説教することは絶対に受け入れられない」など牽制する発言を繰り返しました。

 また、台湾問題について「中国人民が国の主権と領土を守る決意と能力を見下してはいけない」と述べました。

 強い指導者像をアピールすることで、長期政権を見据えて権威づけを図る狙いもあるとみられます。
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