企業の景気認識を示す6月の「日銀短観」で大企業の景気指数は海外の経済回復などを受け、製造業・非製造業ともに4四半期連続で改善しました。

 大企業・製造業の指数は3カ月前に比べて9ポイント改善し、「プラス14」となりました。

 海外での経済回復を受けて輸出が好調なことが要因で、2年半ぶりの高い水準でした。

 一方、大企業・非製造業は2ポイント改善し、「プラス1」でした。

 製造業に比べると低い水準にとどまっているものの、5期ぶりにプラスに転じました。

 製造業の生産増加に伴って、不動産や卸売り・運輸などで需要が回復しています。

 国内でワクチン接種が広がっていることから、先行きは飲食や宿泊などでも改善が見込まれています。
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