ある女性がそうめんのゆで方を伝授する動画が公開から10日余りで190万回近く再生されています。

 川原恵美子さん(75):「きょうはそうめん2把をいきます。お湯はたっぷり。どうしてたっぷりかというと、おそうめんのおいしいゆで方は粘らせないことなんです。お水が少ないと粘りますから」

 お湯をたっぷり使った方がいいのは基本です。

 しかし、驚くのはその先です。麺を投入してお湯が沸騰した瞬間・・・。

 川原恵美子さん:「お湯が上がってきてますね。ここで蓋(ふた)をします。これで火は止めて下さい。これでそうめんがゆがけたんです。頼りないように思うけど、本当においしい。これを10分置いても、15分置いても粘りません。長時間、痛みもしません。おみそ汁のおつゆに入れてたいても粘りません。火を止めて5分経ちました。蓋を開けてみます。こういうふうな状態です。これが10分経っても変わらない」

 氷でしめてしっかりとぬめりを取った麺はというと・・・。

 川原恵美子さん:「ゆがいて1時間が経ったそうめんです。こんなにさらっとしています。粘りがなくて、全然ひっつかないです。明くる日になってもこんな状態です」

 「沸騰したら火を止める」。そう伝授してくれたのは香川県まんのう町の日本料理店の女将・川原さんです。この道48年の大ベテラン。

 動画は6月19日の公開後、これまでに190万回近く再生されています。

 これについて、川原さんは「実際にこのゆで方を試した人が良いと思って周りに勧めてくれているからなのでは」と話しています。

 このゆで方ですが、戦後の苦しい時代を経験した川原さんが薪など燃料の余熱で調理するなか、「おいしいな」と思ったゆで方なんだそうです。

 動画で川原さんは「島の光」という香川県小豆島の手延べそうめんを使っているのですが、どんなそうめんでも大丈夫だということです。

 このゆで方でゆでれば、一日経っても粘らないおいしい仕上がりになるそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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