福岡市の中心部に野生のイノシシが出現。
およそ5時間に及んだ大捕物。
その一部始終をカメラが捉えた。
さすまたを手に、茂みに陣取る警察官。
すると、目の前で何かがモソモソ。
イノシシが出た現場は国際通りのすぐ近くで、警察が道路に出ないように茂みの中にいるイノシシを取り囲んでいた。
追いかけられていたのは、野生のイノシシ。
5日午前6時過ぎ、福岡市の博多駅からおよそ4kmのところにある大濠公園に、1頭のイノシシが現れた。
取り囲む警察官の間をくぐり抜け、イノシシは茂みから逃走。
再び茂みに身を隠してしまった。
その後、現場には捕獲用の網などが到着。
福岡市職員「ここから逃げ回って、街中の人に被害が及ばないことを第一にやりたい」
大きな網を広げ、イノシシを取り囲む警察官。
ついに御用か?
午前9時40分、警察と市の職員が網を持って捕獲を開始した。
しかし、イノシシは網とは逆の方向へ。
警察の威信をかけた追いかけっこ。
大捕物は続く。
気温は30度を超える中、警察とイノシシのにらみ合いが続いた。
午前10時ごろ、いったん網にかかったかと思われたが、イノシシは、再び茂みの中へ。
すると、追いかける人間たちを猛ダッシュで振り切り、イノシシは、隣接する福岡城跡の森に逃げ込んでしまった。
茂みに隠れたイノシシを、再び網を手に追い詰める警察。
またもや、あと一歩のところで捕獲失敗。
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逃げるイノシシを全力で追うものの、なかなか捕まえることができない。
イノシシに警戒するよう住民に注意を呼びかけた。
中央区役所「本日、舞鶴公園周辺で、野生のイノシシが目撃されています。外出の際は、十分ご注意ください」
近隣住民「こんなところで(イノシシが)出るなんて聞いたことないよ」、「タヌキは出るかもしれないけど、イノシシは聞いたことない」
追い詰めるたびに追っ手を振り切る、手ごわい相手。
警察はいったん集まって態勢を立て直し、区域ごとにイノシシを捜索。
すると、赤坂小学校の裏でイノシシを発見。
そして、午前11時50分ごろ。
網を使ってこれから再び捕獲に入ると、イノシシが網にかかった。
およそ6時間に及んだ大捕物に、ようやくピリオドが打たれた。
猟友会「(成長したイノシシなのか?)いやいや、まだ子どもです」
捕獲されたイノシシは、体長1メートル。
その後、猟友会の協力のもと、殺処分されたという。
(2020/08/05)
#イノシシ #福岡
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