6月24日に東京都で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は55人。
職場クラスターが発生し、東京アラートが解除されてからわずか2週間で、感染者の数が50人を超えた。
また、北海道では昼カラオケでクラスターが発生した。
はたして、第2波が間近に迫っているのだろうか。
小池百合子東京都知事「非常に多い。(感染者数)55という数字は、5月のはじめから最多の数字です。最初聞いたとき驚きました。(これは第2波ではない?)専門家の方々に、分析をお願いしたいところです」
6月24日に東京で確認された55人の中には、気になる集団感染があった。
小池百合子東京都知事「職場内が9名確認された。7+9で16人、1つの会社から出たということです。職場の中、会社の中というより、外かどこかの会合場所、仕事をしている間ではなく、それ以外のところということのようです」
東京都によると、55人の感染者のうち、9人は都内の人材派遣会社の同僚だという。
この会社では、6月23日までに7人の感染が確認されているため、感染者はあわせて16人になった。
これは、いわゆる“職場クラスター”。
職場クラスターが発生したことについて、街の声は…。
20代女性「(クラスター)起きちゃうのはしょうがないと思うけど、ちょっと怖い」
リモートワーク中の40代女性「感染は避けたいけど、街中も活気づいてきたし、あまり不安、不安と思いたくない」
集団感染、クラスターの発生は職場だけではない。
北海道・小樽市は、昼間からカラオケが楽しめる飲食店でクラスターが発生したと発表した。
小樽市・迫俊哉市長「9名の新型コロナウイルスの感染者が確認されました」
感染したのは、市内在住の60代から80代の男女9人。
そのうち、7人は同じカラオケサークルに所属しており、いわゆる昼カラの利用客だ。
この“昼カラクラスター”の一報に、感染者が出ていない小樽市の別の昼カラの店は…。
カラオケ喫茶「花美人」・安井啓子さん「さっきビックリしました。ショックですね。小樽は出ないでほしいと願ってましたけど」
カラオケ喫茶「花美人」では、客同士が間隔を空けて座るほか、歌うときもマスク着用。
さらに、客が使ったマイクには感染防止対策を行っていた。
常連客「マイクは5本ある、1人ずつ同じマイクで回さない。(1人1本を使用?)基本的に」
また、マスクにつけたカバーは使い捨てだという。
コストはかかるが、これも予防のためである。
カラオケ喫茶「花美人」・安井啓子さん「来ていただくお客さまを大事にしたい」
政府の専門家会議は6月24日に開いた会見で…。
政府の専門家会議・脇田座長「これが次の第2波の流行拡大になるかどうかということは、しっかり見極めて。クラスターがあれば、早期に対応・対策をしていくことが重要であると考える」
また、会見で「専門家としての責任感や危機感の強さから、“前のめり”になって国民に情報を伝えようとした」としたうえで、第2波に備えて政府が主導して行うよう求めた。
(2020/06/24)
#新型コロナウイルス
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/subscription_center?add_user=FNNnewsCH