政府は22日、宮城県にある東北電力女川原発で事故が起きた際の住民の避難計画を了承しました。
女川原発は牡鹿半島の付け根付近にあり、半径30キロ圏内には約20万人が住んでいます。計画では避難が難しい牡鹿半島の住民約3000人について、原発からの距離によらず優先的に避難させるなどとしています。また、新型コロナウイルスの流行時に事故が起きた際の対応についても明記され、屋内に退避する場合には感染リスクより被ばくを避けることを優先して原則、換気は行わないことなどを求めています。午前に総理官邸で原子力防災会議が開かれ、計画が了承されました。会議後の会見で小泉原子力防災担当大臣は「被ばくのリスクとウイルスのリスク、双方から国民の生命や健康を守ることが最優先だ」と強調しました。
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