深刻な少子化問題に対応するため、自民党に不妊治療の保険適用実現に向けた議員連盟が設立されました。

　自民党・野田聖子元総務大臣：「これまでタブーと言われてきたこと、不可能だと言われたことをクリアしておかないといけません。その一つがきょうこの議員連盟のテーマになっている不妊治療に対する保険適用」
　不妊治療は一部に助成制度がありますが、大部分が自己負担で顕微授精では1回あたり数十万円の費用がかかります。議連の幹事長に就いた野田元総務大臣は自身も16回の体外受精を経験していて、「不妊治療には膨大な費用がかかる。お金がないことで諦めるのは残念なことだ」と主張しました。また、議連の会長に就任した甘利税調会長は、去年の出生数が過去最少の86万人だったことを踏まえ、「この国にとっての最大の課題は少子化だ。社会体制が維持できなくなる」と危機感を訴えました。議連では、来年度からの保険適用実現を目指すとしています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp