新型コロナウイルス対策を盛り込んだ歳出総額31兆9000億円の第2次補正予算案は与党と共産党以外の野党が賛成し、10日午後1時前に衆議院を通過しました。
第2次補正予算案には事業者への家賃支援策や雇用調整助成金の引き上げなどが盛り込まれています。野党側は委員会での採決直前に10兆円に及んだ予備費について使い道を明確にするよう動議を出しました。ただ、今回の補正には野党が主張した家賃支援策も入っていることから、立憲民主党や国民民主党などは賛成しました。11日から参議院での審議が始まりますが、第2次補正予算案は12日に成立する見通しで、政府・与党は17日に国会を閉じる方針です。野党側は持続化給付金の事業委託を巡る問題などで「国会審議から逃げようとしている」として会期を大幅に延長するよう求めています。しかし、政府・与党は応じず、必要な時に審議をするとしています。
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