全国の高齢者介護の現場では41のクラスターが発生し、少なくとも61人が死亡しました。アンケート調査の結果、多くの施設が「陽性者の速やかな入院」を求めていることが分かりました。
富山市の介護施設では入居者や職員59人が新型コロナウイルスに感染し、少なくとも9人が死亡しました。施設内で治療を受けた人が多く、入院せずに死亡した人もいました。
現地で治療にあたった富山大学附属病院・山城清二教授:「非常に多くの感染者がいて、受け入れ病院も逼迫(ひっぱく)した状態になったので、原則通り(入院とは)いかなかった。ベストの選択ではない、苦肉の策」
こういった状況を受け、研究機関が全国5714の介護事業者に行ったアンケートでは多くの施設が「感染を防御する資材の優先的な調達」のほか、「陽性者の速やかな入院」「応援要員の確保」が重要だと回答しました。
人とまちづくり研究所代表理事、慶応義塾大学大学院・堀田聰子教授:「利用者・入居者を受け入れる体制を整えられている所はごくわずか。
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