9日、新たに12人の感染が確認され、9日連続で2桁となった東京。

夜の街への警戒が高まる中、歌舞伎町のホストクラブにある変化が。

東京都・小池百合子知事「まだ夜の街の若い方々の陽性者が、依然、数字的にも多いということから、ここに対しての対応策を進めています」

収束の気配をいまだ見せない、夜の街の感染拡大。

8日までの2週間に、都内で確認された感染者237人のうち、夜の街関連とされるのは80人。

34%にあたる。

第2波への警戒感が高まる、東京・歌舞伎町。

東京都は、歌舞伎町など夜の街への外出を控えるよう呼びかけているが、午後8時を過ぎた新宿・歌舞伎町は多くの人でにぎわい、若い人の姿が目立っていた。

8日夜も多くの人が訪れていた歌舞伎町。

滞在した人の数も、東京アラート発動前の6月1日とでは、ほとんど変わりがない。

さらに街を見渡すと、路上にはいわゆる客引きらしい人の姿も。

しかし、声をかけても応じる相手はいない様子。

東京都の注意喚起もあってか、ホストクラブを訪れる人の数は激減。

こうした現実と向き合うのは、歌舞伎町だけではない。

日本を代表するもう1つの夜の街・銀座では、緊急事態宣言中には、ほとんど人通りのなかった目抜き通りにも、徐々に人出が戻りつつある。

この街の夜の主役、華やかな女性たちの姿もあちらこちらに。

実は、銀座の高級クラブなど夜の店の多くが、8日に営業を再開。

2カ月半ぶりの営業再開へ向けて、準備を進めていた、創業24年の高級クラブ「稲葉」。

クラブ稲葉 オーナーママ・白坂亜紀さん「銀座の皆さんのムードが再開してもいいんじゃないかと、コロナウイルスじゃなくて経済的にダメになっちゃうという声があった。東京都がどうぞと自粛解禁という時に、皆さん心置きなくお店を開けるような準備段階」

オーナーママの白坂さんが頭を悩ませていたのが、アクリル板の置き場所。

密にならずにどう楽しんでもらうか。
悩みは尽きない。

そして、ついに2カ月半ぶりのオープン。

初めてのアクリル板越しの接客だったが、久しぶりに訪れた常連客からも笑みが。

歌舞伎町同様、感染への不安を抱えたままの銀座。

この先、どうなっていくかはまだ誰にもわからない。

(2020/06/09)

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#新型コロナウイルス #歌舞伎町 #銀座

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