限定的に営業を再開するテーマパークの西の雄、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン。

およそ3カ月ぶりの再開に向け、新型コロナウイルス対策をともなう新たなルールが、6月4日に報道陣に公開された。

検温を済ませ、マスクの着用、そして手の消毒をしっかりとしたら、大阪コロナ追跡システムのQRコードが書かれた紙を必ず取り、中に入るという。

入場の際に求められるのが、大阪府の「コロナ追跡システム」への登録。
感染者が出た際に、接触した可能性がある人を追跡できるシステム。

園内に入ると、キャラクターたちが出迎えてくれるが、ここにも新ルールがある。

休園前は、キャラクターたちとじかにふれあうことができたが、キャラクターが登場した場合も、決められたラインより近づくことができない。

キャラクターとも、ソーシャルディスタンスを保たなければいけない。
今までできていたハイタッチも、「エアタッチ」になる。

人気アトラクションに乗るための行列にも、新ルール。

足元には、スーパーなどでよく目にするようになった間隔の目印となるシールが貼られている。

さらに、アトラクションに乗車するときは1列おきで、定期的に消毒を行うという。

6月8日からの営業再開は、第1段階として、大阪在住で年間パスを持っている人が対象。

15日からは、すべての大阪在住者に拡大。

そして19日からは、関西2府4県の在住者、年間パス保有者が入場できる。

当面は、当日券を販売しないため、前売りチケットの購入が必要となる。

一方で、テーマパークの東の雄、東京ディズニーランドとディズニーシーは、休園から3カ月以上たった今も、営業再開の時期を発表していない。

地元の千葉県では、テーマパークへの休業要請が解除されているものの、隣接する東京などでは、依然として県をまたいだ不要不急の移動自粛が呼びかけられていることなどを考慮してのもの。

こうした中、埼玉・飯能市では6月4日、あのキャラクターのテーマパークが営業を再開。

およそ2カ月ぶりに再開したのは、ムーミンの世界に浸れる「ムーミンバレーパーク」。

ショーが始まったが、間隔を空けて座って見ている。

来園者「楽しかった」、「(前は)大きなボールをみんなでタッチする演出があったんですけど、『今回はないね』って」

当面、1日あたりの入園者は、3,000人以内に制限。

さらに、「密」を防ぐ、さまざまな対策も講じられていた。

ムーミンたちとの写真撮影では、ムーミンにタッチしたい女の子が近寄っていくと、パークのスタッフが離れるように促す場面も。

キャラクターと一定の距離を取りながら、仲良く撮影していた。

パークのシンボル「ムーミン屋敷」。
ムーミンパパが設計図を描いたという家を見学できるのだが、屋内施設のため、大幅な人数制限が行われている。

スタッフが窓を開けて、換気をしている姿も。

来園者「やっぱり、離れて並ぶようにとか、そういう対策はとられているようなので安心」、「サインもらえたんですけど、以前は。ふれあい、早く(再開)してもらいたいね」

ムーミンバレーパークは、「都道府県を超えた不要不急の外出については自粛要請が出ております。皆様のご理解とご協力をお願いいたします」と呼びかけている。

(2020/06/05)
#新型コロナウイルス #USJ #ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

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