香港での取り締まりを強化する「国家安全法制」を巡って香港トップが北京で中国政府の幹部と会談し、改めて法制度の導入を支持すると表明しました。

 香港の林鄭月娥行政長官は中国共産党最高指導部の韓正副首相らと会談しました。会談には香港警察のトップも参加したとみられます。韓正副首相は「処罰対象はごく一部の国家の安全に危害を及ぼす人々の行為や活動で、香港の人々が享受し、行使している権利に影響しない」と述べたということです。一方、香港の民主活動家・黄之鋒さんと周庭さんらはオンラインで会見し、国家安全法制について「一国二制度に対する妨害であり、香港市民の自由と政治的権利を剥奪(はくだつ)するものだ」と強く反発しました。また、4日で31年となる天安門事件の追悼集会が新型コロナウイルスを理由に禁止されたことについて、感染予防という口実を使った民主化運動の抑圧だと訴えています。
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