東京都で28日、新たに15人が新型コロナウイルスに感染していたことがわかった。
2桁の感染者数は3日連続となる。
28日朝の東京のJR品川駅。
大勢の人が職場などへと急いでいた。
緊急事態宣言の解除で、少しずつ取り戻す日常。
しかし28日、また心配な感染が明らかになった。
東京・小金井にある武蔵野中央病院。
この病院の看護師ら3人の新型コロナウイルスの感染を確認。
患者ら18人も発熱などの症状を訴えていることがわかった。
院内感染の可能性が高いとみられている。
症状を訴えた18人は、PCR検査を実施。
もし感染が確認されれば、宣言の解除後、都内で初めての集団感染「クラスター」となる。
都は、すでに厚生労働省に対してクラスター対策班の派遣を要請している。
一方、神奈川県では、27日から全業種で休業要請が解除された。
夜の街に、にぎわいは戻ったのか。
27日午後8時ごろ、取材班が訪ねたのは横浜市にある居酒屋。
客「おじさんたちと飲めて、こんなアットホームな温かいママも一緒で、すごく楽しいです」
居酒屋トモ・うめだともこさん「5月まではね、予約は全くなし、0でした。でも6月は予約が入りました。夜は10時までですね、今のところは。だけど12時までやりたいです、1時までやりたい」
休業要請は解除されたものの、営業は午後10時まで。
いつものにぎわいを取り戻すには、まだ時間がかかるとみられる。
一方、横浜市内のカラオケ店。
営業再開へ新たな対策を導入。
LINEのQRコードでクラスター追跡ができるシステムを取り入れている。
神奈川県では、感染対策を行っている店舗などにQRコードを掲示する。
このQRコードから利用者は登録。
すると、自分と同じ日時に同じ店舗を利用した人から感染者が出た場合、県から通知が届く。
神奈川県は、多くの事業者にこの仕組みを導入していただきたいと呼びかけている。
一方で、神奈川県では27日、男女5人の感染が新たに確認されている。
神奈川県・黒岩知事「私たちが取り組もうとしている感染予防対策、きちっとやっているところ、そこをしっかり見ていくというこの流れが、私は正しいんじゃないかなと思っています」
この会見に先立ち、黒岩知事は全国知事会と西村経済再生担当相らと会談に出席。
西村経済再生相「全国が緊急事態宣言の対象から外れた、解除されることになりました。これまでの知事の皆様の最前線の感染防止に努めてこられたリーダーシップにあらためて敬意を表したい」
冒頭で感謝を伝え、27日に閣議決定したコロナ対策の第2次補正予算で、休業補償などに使われる地方創生臨時交付金について話し合われた。
西村経済再生相「すべての自治体で、リーマン・ショック時の経済対策以上の額が行き渡るようにしたい」
西村経済再生相は、この交付金を2兆円増額し、すべての自治体にリーマン・ショック当時を上回る額が配分されるよう調整する考えを示した。
一方、首都圏では、わたしたちの暮らしに欠かせない商業施設も少しずつ営業を再開している。
イオン幕張新都心店では、館内の人数をセンサーで検知し、90%を超えると入場制限が行われる。
入り口での検温のほか、エレベーターを4人までに制限するなど、感染防止対策がとられていた。
専門店が集まるイオンモールも5月に入り、順次営業を再開。
28日は、首都圏の25店舗でもイオンモールが再開となった。
(2020/05/28)
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