本日は「国家安全法」や「国歌法」に反対する抗議活動がおこなわれていますので、現状を関連ニュースと合わせて以下にお伝えします。
■本日、国家安全法や国歌法への抗議活動
本日は香港の立法会で、中国国歌を侮辱した者に最大50,000香港ドル(約70万円)および禁固3年の刑を科す「国歌法」の第二回目審議がおこなわれます。
香港内では「国家安全法」や「国歌法」に反対する抗議活動が計画されており、昨日の時点で航空、ホテル、会計、美容などの30以上の労働組合や中学生・高校生団体が参加を表明しました。朝、昼、夜で抗議活動が予定されており、朝は交通妨害などがおこなわれましたが、香港警察は事前に厳戒態勢を敷き妨害などを防止しました。現時点ですでに火炎瓶などを所持していた14~22歳の7人が逮捕されたことが分かっています。昼は午後1時に中環(セントラル)と銅鑼湾(コーズウェイベイ)に集まり、立法会のある金鐘(アドミラルティ)に向かう計画がネット上で呼びかけられています。
■国家安全法による香港の金融への影響
香港金融管理局(HKMA)総裁の余偉文は25日、「国家安全法が導入されても香港の金融システムの基礎は変わらない。安全で安定した環境により投資家から信頼される」と話しました。米国では26日、ケイリー・マクナニー報道官はホワイトハウスの記者会見で、「トランプ大統領は怒っており、香港がどのように金融センターとしての機能を維持するのか分からないと言っていた。」と話しました。
提供元:hongkong-bs.com