香港に駐留する中国軍の司令官は、国会にあたる全人代で審議中の国家安全法制度が「分裂勢力を震え上がらせる」と述べ、香港での抗議活動を牽制(けんせい)しました。
香港に駐留する中国人民解放軍の陳道祥司令官は中国メディアの取材に対し、国家安全法制度が香港に導入されれば「分裂勢力や外部の干渉勢力を震え上がらせるだろう」と主張しました。そのうえで、「駐留する将校と兵士は中央政府の決定を断固として実行し、法に従って任務を遂行する」と強調し、今後は中国軍が直接、香港の治安維持に関与する可能性を示唆しました。香港では法制度の導入に反対する抗議活動が連日行われ、アメリカをはじめ、イギリス、オーストラリアなど各国からも懸念の声が相次いでいます。
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