東京高検の黒川弘務検事長の賭けマージャン問題を受けて、黒川検事長の辞職が閣議で承認された。

国会では、野党が黒川氏への処分が軽いと批判し、森法相の任命責任を厳しく追及した。

野党は黒川氏の定年を延長した森法相に辞任を迫ったが、森法相は苦しさをにじませつつも開き直っての答弁を続けた。

野党・階衆院議員「黒川氏が辞めても後任がすぐに見つかるなら、定年延長を認める必要はなかったのでは」

森法相「定年延長については必要なことであったと考えている」

野党・階衆院議員「責任をとって辞任する考えはありませんか」

森法相「つらい道ですが、検察の信頼回復のためにできることをしていきたい」

野党側はさらに、黒川氏の処分について、人事院の指針では賭博をした職員は懲戒処分にあたる「減給」または「戒告」となっているにもかかわらず、6,000万円以上とされる退職金にも影響のない「訓告」にとどめられたことを批判した。

山尾衆院議員「どうして訓告でたりると考えたのか」

森法相「さまざまな事案を参考に、諸般の事情を総合的に考慮し、処分した」

山尾衆院議員「検察の信頼を回復させるために、本当は辞めたいけど残るんでしょう。だったらちゃんと答弁してください」

森法相「例えばレートですとか、本人の態度を総合的に考慮し処分したものです」

野党は、22日午後には安倍首相に対し責任を追及する構え。

(2020/05/22)

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