黒川弘務検事長については定年を半年間、延長する異例の人事を閣議で決定しています。安倍政権にはどのような影響を与えるのでしょうか。総理官邸前から報告です。

 (政治部・安間由太記者報告)
 安倍総理大臣は記者団からの問い掛けに対して「まだ何も報告を受けていない」と述べるにとどめています。
 安倍総理大臣:「法務省において事実関係を確認していると思いますが、まだ何も報告を受けていません」
 ただ、政府高官は「政権への影響は小さくない」と危機感を強めています。最優先事項の新型コロナウイルスへの対応でも批判を浴びているうえに、政権に近いと言われる黒川氏の件が追い打ちをかけています。特に安倍政権は本来2月に退職予定だった黒川氏の定年を延長するという異例の閣議決定を行っていることから、その任命責任も問われることになります。
 立憲民主党・安住国対委員長:「コロナに集中しろと言っている我々の助言も聞かずに、脱法的措置でこの黒川氏の定年(延長)を閣議決定をし、突き進んできたんですね。その結果が賭け麻雀かよと、私は本当に憤っております」
 野党側は21日夕方までに事実関係の調査結果を報告するよう法務省に要求していて、明確な答えがなければ今後の国会審議に応じない方針です。野党側は黒川氏の問題や検察庁法改正案を巡って安倍政権自体への追及を強める構えです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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