台湾では蔡英文総統の2期目がスタートし、就任演説で中国が求める「一国二制度」を改めて否定しました。
1月の総統選挙で中国への対抗姿勢を示し、過去最多の票を得て再選した蔡総統の2期目の就任式が行われました。
蔡英文総統:「北京当局が示す『一国二制度』は台湾を矮小(わいしょう)化し、台湾海峡の現状を破壊するもので、我々は絶対に受け入れられない」
蔡総統は中国が示す中台統一方針を否定して「対立と隔たりの拡大を避けるのは双方の責任だ」と話し、中国の習近平指導部に対等な立場での対話を呼び掛けました。就任あいさつは通常は大通りで大規模に行われますが、今回は新型コロナウイルスの影響で外国からの来賓も呼べず、市民の参加も取りやめて規模を縮小しました。
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