新型コロナウイルスの感染者数が、およそ142万人と、依然、世界最多のアメリカ。
中でも感染者数が多いニューヨーク州では、1日1万人を超えていた感染者数が、今では1,000人台になる日もあるなど、落ち着きを見せ始めている。
ニューヨーク市内のセントラルパークでは、3月下旬、病院のベッド不足対策として、急きょ建てられた野営病院である動きが。
棚は運び出され、テントの前には重機がスタンバイ。
5日に最後の患者が退院し、撤去。
医療体制にも改善の兆しが。
しかし、ここにきて新型コロナは、人々の生活に新たな影響を及ぼしていた。
買い物客は、「牛肉は、売り切れのものもいくつかあった」、「本当はこれじゃない肉が欲しかったのよ。でも品切れでこれしかなかったの」などと話した。
市内のスーパーへ行ってみると、供給の問題で、牛、豚、鶏肉、あわせて3パックまでと購入を制限。
売り場を見てみると、品薄なのか空になっているケースも目立つ。
なぜ、“肉不足”は起きたのか。
別のスーパー運営会社 精肉責任者 サマー・ラーマン氏は、「閉鎖された食肉工場がとても多かった」と話した。
19の州にある115の肉加工工場で、従業員およそ5,000人がコロナに感染。
100以上の工場が一時閉鎖に。
稼働している工場でもソーシャルディスタンスを保ちながらの作業のため、生産量が急激に落ち込んだ。
3月から外出制限が続くニューヨーク州。
15日、外出制限の期限を迎えるが、ニューヨーク市などの都市部では解除の基準を満たしておらず、今後も規制が続く。
それにもかかわらず街では…。
手にとっているのは、お酒。
道端でお酒を飲む人の姿があちらこちらに。
人だかりはここにも…。
お目当ては、テラス席に座っている大きなマスクをしたクマのぬいぐるみ。
店の人は、「このクマで、みんなにマスクをしてほしいと伝えたいんだ。街を守るベストな方法だよ」と話した。
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