新型コロナウイルスの感染防止対策にあたっている看護師などから「家族にうつしてしまうかもしれない」という不安などを訴える相談が看護師の協会に700件以上、寄せられていることが分かりました。
日本看護協会や各地の看護協会によりますと、新型コロナウイルスに関する医療従事者向けの窓口に先週までに700件以上の相談が寄せられているということです。なかにはマスクなど防護具の不足や家族にうつすかもしれないといった不安が多く、保育所に子どもの受け入れを断られたというケースも複数ありました。
関東のコロナ病棟で働く看護師:「新型コロナウイルスを持ち込むリスクを上げるのは避けたいと思って、家を出て寮で生活することを選択しました。不安と緊張のなかで仕事を遂行していくので、スタッフ全体が疲弊していっている感じ」
日本赤十字社も「このウイルスには病気としての怖さのほかに、そこからくる不安と不安によって起きる差別がある」と指摘しています。厚生労働省は「医療従事者への差別や偏見は許されず、啓発活動をしていく」としています。
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