新型コロナウイルスの島しょ部での感染を防ぐため、東京・新島村と小笠原村がそれぞれ「村への旅行を当面自粛してほしい」と呼び掛けを始めました。観光業が盛んな島が「観光自粛」を呼び掛ける異例の事態です。

 新島村と小笠原村は島外からの旅行自粛を求める理由について、感染症になった場合に検査や治療を受けられる施設がないことを挙げています。新島村は2019年の4月には観光客など4200人以上が訪れていましたが、村は今年、10分の1ほどに減ると見込んでいます。村の担当者は「観光業に打撃があることは間違いないが、命を守るためには仕方ない」として、「自分や家族を守るために何をする必要があるか考えてほしい」と訴えています。

 自粛期間として、新島村は大型連休明けの5月6日まで、小笠原村は「当面の間」とホームページで発表しています。

 一方、東京都庁では4月7日、島しょ部を含む都内13町村の首長でつくる東京都町村会のメンバーと小池知事のテレビ会議が開かれ、緊急事態宣言への対応に向けてより一層の情報共有や連携を進めることで一致しました。町村会からは島しょ部の要望として、島の中で重症患者が多く発生した場合に本土の病院へ搬送するヘリコプターや別の手段の確保を求めたほか、多摩地域を含め、打撃を受ける飲食や観光、農林水産業への支援を求めました。

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