長引く新型コロナウイルスの影響。
自粛生活をアイデアで乗り切ろうとする、さまざまな動きが出ている。
今も息づく、日本の伝統文化「銭湯」。
自粛の長期化が懸念される中、SNSに投稿された動画が、注目を浴びている。
動画を見た人(50代)「いいですよね。癒やされます」
動画を見た人(11)「温泉に行きたくなる」
動画を見た人(40代)「おうちにいても、画像から気分を味わえていい」
全国にある銭湯50カ所以上が、次々と“和みの動画”を投稿。
東京・杉並区にある「秀の湯」もその1つ。
「秀の湯」久留島康平さん「この動画を見た皆さんに、少しでもリラックスしていただければと思い、動画を撮りました」
創業から89年、開放感のある露天風呂に、ジェットバスなどが評判の街の銭湯。
しかし、不要不急の外出自粛要請を受け、お客さんの数は、3割ほど落ち込んでいるという。
「秀の湯」久留島康平さん「銭湯を必要としている方は、たくさんいらっしゃるので、どうしても銭湯を続けないといけないという思いがあり、少し苦労しています。この事態が少し収まったら、動画を見て良いなと思った方に銭湯に来ていただけるとうれしい」
オンラインを活用する動きは、飲み会にも及んでいる。
午後7時、自宅で1人乾杯の音頭をとる神奈川・横浜市在住の林知佳さん。
ここ1週間ほど、自宅でテレワークしているという。
乾杯の相手はというと…。
林知佳さん「今はコロナの影響もあって、なかなかみんなに会えないので、寂しいし、飲み会をしています」
仕事終わりに居酒屋で1杯…というわけにはいかないため、同僚8人とビデオ会議のシステムを使い、「オンライン飲み会」を開催。
気になる料理は…。
林知佳さん「あり合わせでマレーシア料理を作った」
それぞれが用意したつまみを見せ合い、居酒屋とは、また違ったムード。
時には、こんな飛び入りゲストも。
林知佳さん「うちも(ネコ)来たよ」
このオンライン飲み会、クリック1つで参加も退出も自由。
林知佳さん「このあとも飲み会があります。掛け持ちですね」
ほろ酔い気分の林さんは、このあと別の友人と「オンライン二次会」へ。
逆境の中でも仲間とのコミュニケーションを欠かさない工夫といえそう。
林知佳さん「自粛ムードなので、こういったオンライン飲み会で、少しでも楽しい環境が作れればいい」
(2020/04/07)
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