「マスクの感染予防効果は乏しい」との考え方が根強かったアメリカでは、ニューヨークやロサンゼルスの市長が、不足するマスクの代わりに「スカーフやバンダナで顔を覆ってほしい」と呼びかけた。

ニューヨークのデブラシオ市長は2日、感染拡大の防止のため、鼻や口を覆う重要性を強調し、「マスクは医療従事者などにとっておいてください。やむを得ず外出する場合は、バンダナやスカーフなどで顔を覆ってほしい」と呼びかけた。

ロサンゼルス市長も同じように呼びかけている。

市民は「(なぜスカーフを巻いているの?)マスクがあればいいけど、どこにもないから」、「(バンダナは)感染予防に役立つし、医療従事者を守るためにつけています」などと話した。

トランプ大統領は、日本時間3日午前に更新したツイッターで、メーカー側にマスクの増産をあらためて要求したほか、CDC(アメリカ疾病対策センター)も「顔を覆うこと」を感染予防のガイドラインに盛り込む方向で検討している。

(2020/04/03)

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