新型コロナウイルスに感染し、3月16日から入院していた日本サッカー協会の田嶋幸三会長。

2日に退院し、患者として見た、危うい医療体制の現状を語った。

日本サッカー協会・田嶋幸三会長「陰性が2回続けて出なければ、退院できない。なかなか退院できないで、どんどんベッドが埋まっていっている状態。これだと本当に重症な方が出てきたときに、そういう人たちが入れないってなるのは目に見えている」

「531(入院者数)/620(ベッド数)」という数字は、新型コロナ感染者が急増する東京都の、1日までの受け入れ可能ベッド数と、実際の入院患者数を表している。

医療崩壊につながりかねない、ベッド数の不足を物語っている。

東京都は今後に向け、4,000床の確保を目指しているが、実際は…。

小池都知事「2日朝の段階では、700を確保しているという報告を受けている」

政府の専門家会議が、感染爆発の前に起こると警告する「医療崩壊」。

東京などとともに、医療体制が不安視される大阪では。

大阪市総合医療センター・白野倫徳医師「30床程度確保しているんですが、常にもうそこは満床に近い状態です」

迫りくる医療崩壊を防ぐことはできるのか。

FNNは、アメリカ・ニューヨークで医療の最前線に立つ島田悠一医師を取材。

世界最多となる、21万人が感染しているアメリカ。

その4割にあたる8万人以上の感染者がいるニューヨーク州は、一部で医療崩壊状態にある。

島田医師は、ニューヨークの現状は日本の未来でもあると指摘する。

島田医師「そういったニューヨークの二の舞いというか、本当に3週間後、4週間後にはなる可能性が十分にあるなと考えています」

島田医師の勤め先の病院では、すでにベッド不足が起きてるという。

島田医師「1,000ベッドくらいあるんですけど、単純に計算すると400人のベッドが足りなくなる計算」

さらに、医師を感染から守るマスクの不足も深刻。

島田医師「本来は、患者さんと患者さんの間で使い捨てにいくべきものを、ずっと1日中使っている。2週間、3週間続いている」

N95と呼ばれる、ウイルスを通さない特殊なマスクを無駄にしないため、N95マスクの上から一般的なマスクを着用。

上に着けたマスクだけを着け換えることで、N95マスクを長持ちさせているという。

こうした状況が、東京にも迫っている可能性があると警鐘を鳴らす。

島田医師「もし、東京含む日本の大都市の方々が、気を抜いて油断してしまうと、本当に3週間、4週間後には(ニューヨークの状況に)なる可能性がある」

患者の遺体は、フォークリフトを使い、次々とトラックに積まれる。

医療崩壊を避けるための取り組みは今、世界中で求められている。

(2020/04/02)

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