新型コロナウイルスの影響で広がる外食自粛の動き。

こうした中、高級レストランとして知られる「ひらまつ」が、全国6店舗で新たに始めたのが、店の料理を自宅で食べられる「テークアウト」。

東京・西麻布の店では、オードブル4種類とメイン料理、そしてデザートが4種類以上ついて、1人前4,000円から8,000円。

1人前8,000円のセットは4人前だが量はかなり多く、大体4名から10名ほどで食べられる量になっているという。

お店で食べるより、およそ2割から3割お得になるという。

レストランひらまつレゼルヴ・坂元隆仁支配人「ディナーだとお一人さま1万円~1万2,000円くらいでご用意可能でございますので、テークアウトすることによってかなりちょっとカジュアルな感じでご用意もできますので」

実際にテークアウトした人は、「家族でなかなかこの季節花見も行けないんで、少しでもおいしいものを食べさせてやりたい」と話した。

愛知・名古屋市では、丸の内と呼ばれる地区の飲食店9店が協力し、1日限定で高級弁当を販売。

フランス料理店「ル・ポンデュガール」。
カモとフォアグラのパテを提供した。

ル・ポンデュガール 築舘幸伸オーナーシェフ「ほんとここを美食のエリアみたいな認識になるような形にしたいですね」

それぞれの店の自慢の料理やデザートなどを1つの弁当箱に入れる。

料金は1つ1万円。

100個限定で1日に予約販売したところ、即完売したという。

食べた人「本当に豪華で、まさかこんなにおいしいものが食べられるとは思わなかった」

テークアウトだけではない。
新たな取り組みを始める飲食店も。

赤坂あじさい・佐藤弘治店長「(客足は)最悪の状態ですね。今はお店で待っててもしょうがないので、苦肉の策にこの通販を」

東京・赤坂にある和食料理店「あじさい」。

ランチ時には行列ができるほどの人気店だったが、コロナ騒動で客足が遠のき、始めたのが「通信販売」。

佐藤店長「ランチに来た人もこれを親や家族に食べさせたいっていう話があったので、魚を入れた通販をやりたいなと思ってたんですよね」

料金は、ランチで人気の焼き魚や肉をセットにしたものが2,900円。

2日間で20件ほどの注文が入ったという。

さらに、900円の弁当も始めた。

今後は、テークアウトにも力を入れていくという。

終わりの見えない感染拡大。
飲食店の挑戦は続く。

(2020/04/02)

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