新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なイタリアでは、死者の人数が4,000人を超えた。

アメリカでは、外出を制限する動きが広がってきている。

イタリア政府は20日、新型コロナウイルスの最新の感染状況を発表し、感染者は4万7,021人、死者は前の日から627人増え、4,032人になった。

1日で確認された死者の数としては、過去最多となる。

イタリアでは、医療従事者からも感染者が相次ぐなど、厳しい状況が続いている。

一方、アメリカでは、外出を制限する動きが広がってきている。

カリフォルニア州では19日、全米の州として初めて「外出禁止令」が出され、発令から一夜が明けた20日は、繁華街の様子が一変していた。

普段は、大勢の観光客でいっぱいになるサンタモニカの桟橋も、一般の立ち入りが禁止され、警察が警戒にあたっている。

歩行者天国として、普段は多くの買い物客が行き交う通りでも、飲食店やブティックなど、ほとんどの店が休業していて、人の姿はほとんどない。

外出禁止は、少なくとも1カ月は続くとみられ、雇用や経済への影響とともに、治安の悪化も心配されている。

また、ニューヨーク州は、食品や医療などに関係する一部を除いて、22日以降、民間企業の従業員の出社を禁じ、全員が在宅勤務をするよう義務づけた。

マンハッタン中心部、平日の午後2時をまわっても、オフィスには、ほとんど人影は見えない。

住民に対しては、不要不急の外出を控え、公共交通機関を使わないよう求めている。

このほか、東部のコネティカット州と中西部のイリノイ州なども同様の措置をとると発表していて、現地メディアは、アメリカ国民の5分の1以上が影響を受けると報じている。

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