新型コロナウイルスへの対策をめぐり、政府の専門家会議が、19日夜に示す見解の概要がわかった。
感染が拡大している地域以外では、イベントなどの自粛の一部解除が容認される見通し。
政府の専門家会議は、国内の最新の感染状況について、都市部を中心に感染者が増加しているとして、「換気の悪い密閉空間」で「人が密集」し「近距離での会話」を行うという、3つの条件が重なる場所を避けるよう求めることにしている。
今後の感染拡大防止策は、地域の実情に応じた対応が必要だとしている。
感染が拡大している地域は、緊急事態宣言の必要性を検討するとの内容が盛り込まれる見通し。
さらに、引き続きイベントの自粛が必要だと指摘するほか、全国規模の大きなイベントを開催する場合も座席の間隔を空けるなど、十分な対策が必要だとの見解を示すものとみられている。
一方、感染が収束に向かっている地域については、学校活動や屋外でのスポーツ観戦などの段階的な解除を検討するほか、感染が確認されていない地域は、リスクの低い活動から解除してもよいとの見解を示す方向。
また、春休み明け以降の学校の再開については、教員や子どもたちが、長時間同じ空間にいれば感染のリスクが拡大するとして、時間差での登校も検討するよう求めることにしている。
(2020/03/19)
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