IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長は、各国・地域の選手の代表らと電話会議で意見交換を行い、予定通りの開催に理解を求めた。

バッハ会長は18日、現役や引退直後の選手から選ばれる選手委員220人と、電話会議で意見交換した。

バッハ会長「かつてないこの状況は日々変化しているので、柔軟性を持ち続けなければならない」

選手側からは、新型コロナウイルスの影響で中止や延期が相次いでいる東京オリンピックに向けた予選などについて、質問があったという。

バッハ会長は、会議終了後、「非常に建設的で、まだ大会まで4カ月もあることを全員が認識した」と述べ、延期や中止の可能性については触れなかった。

一方、会議で選手側の議長を務めたコベントリー選手委員長は、警戒感をにじませた。

コベントリー選手委員長「世界中の人にとって、状況は常に変化していることを理解すべきだ」

こうした中、東京オリンピックを目指す一部の選手からは、「延期」を求める声があがっている。

アメリカ ハンマー投げのグウェン・ベリー選手「(新型コロナの影響で)国によって練習環境に差があるのはフェアじゃない」

リオデジャネイロオリンピックに出場経験があるベリー選手は、「少なくとも数カ月延期するべきで、遅くとも3月中には決断してほしい」と、選手としての切実な思いを訴えた。

そして日本からは、2012年ロンドンオリンピック・フェンシングの銀メダリスト、千田健太さん(34)が参加した。

会議はおよそ2時間で、IOCからは「アスリートの不安やフラストレーションを理解する」という説明があったという。

選手委員からは、「選手選考の公平性は保(たも)てるのか」といった質問が出たほか、「無観客試合や延期の可能性について、議論は進んでいるのか」という質問に、IOC側は「今はまだ判断するタイミングではない」と、あらためて通常通りの開催を目指す考えを強調したという。

こうした動きに対して、菅官房長官は記者会見で、「アスリートの皆さんや観客にとって、安全で安心な大会になるように、IOCや組織委員会、東京都との間で緊密に連携をとりながら、その準備を着実に進めていきたい」と述べた。

菅長官は、予定通りの開催に向けて、準備を進める考えをあらためて示した。

(2020/03/19)

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