学校法人「森友学園」をめぐる国有地の売却問題。発覚から3年あまりが経った18日、大きな動きがありました。公文書の改ざんをさせられ、自殺した財務省の職員の妻が国を提訴しました。
また、「遺書」も初めて公開されました。

18日午後、大阪地裁。森友学園問題で、公文書の改ざんをさせられ、自ら命を絶った近畿財務局の職員・赤木俊夫(あかぎ・としお)さんの妻が国と佐川元理財局長に1億1,000万円あまりの損害賠償を求め、訴えを起こしました。

「赤木俊夫さんの妻のコメント・生越弁護士代読」
夫が死を決した本当のところを知りたいと思っています。

そもそも「森友学園問題」とは…
大阪・豊中市に開校予定だった小学校に近畿財務局が国有地をおよそ8億円もの値引きをして、売っていたことに端を発します。
開校予定の小学校の名誉校長は、安倍昭恵総理夫人でした。

2017年2月佐川理財局長(当時)「記録は残っていないと言うことでございます」
当時の財務省・佐川理財局長がこう答弁した後、その土地取引の経緯を記した公文書が廃棄、改ざんされたのです。改ざん後の文書からは安倍昭恵総理夫人や国会議員の名前が消えていました。

文書改ざんの作業をさせられた赤木さんが自殺したのは、ちょうど2年前。
しかし、改ざんが誰の指示で、何のために行なわれたか、今も明らかになっていません。

テレビ東京は、赤木さんの父親を取材していました。
赤木さんの父親「何で1人だけ、責任を取って死を選ばなければいけなかったのか」

18日、赤木さんが亡くなる直前に遺した「手記」や「遺書」が公開されました。

遺書:
佐川理財局長の強硬な国会対応がこれほど社会問題を招き、それにNOを誰も言わない。
これが財務省官僚王国。最後は下部がしっぽを切られる。
なんて世の中だ。手がふるえる。恐い。
命大切な命終止符

「手記」には、財務省が公文書を意図的に隠し、改ざんした経緯が詳細に綴られています。

手記:
元は、すべて佐川局長の指示です。
野党に資料を示した際、学園に厚遇したととられる疑いの箇所は全て修正するよう指示があったと聞きました。

遺族は情報公開請求をしても亡くなった理由が明らかにならなかったため訴訟を起こし真相を解明したいとしています。

こうした動きを受けて、野党4党は、国会内で会談し、「森友問題再検証チーム」を新たに発足させることで一致しました。

麻生財務大臣「いろんな形での信頼回復に向けて取り組んでいきたいと思っていまして、
大臣としての職責を果たしてまいりたいと考えております。」

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