今や、世界経済の脅威となった新型コロナウイルス。

わたしたちの家計にも影を落とし始めた。

不動産業 40代「食費です。明らかに食費だと思います、わが家の場合は。(休校になって)子どもが家にずっといるので、おのずと食べる回数が増える。(休校要請から)半月たったと思うけど、万単位で違うと思います」

パート 60代「勤務時間はだいぶ減っています、2時間とか。スーパー行ってお肉買ったりすると、週に4回だったら3回にしようかなとか。節約よね」

内装業 50代「(お小遣い減った?)そこまではいたっていないけど、おそらく、この状況が長引くと、そういう傾向になってくる」

17日は、株価も乱高下。

証券会社は、お客の問い合わせに追われていた。

株価の動きを見守る個人投資家からも、「自分の力じゃどうしようもない。みんな同じ立場なので、仕方ないなと」との声が。

17日は、日経平均株価が一時600円を超える値下がりとなったが、前日の終値より9円高い取引で終えるなど、乱高下。

アメリカのニューヨーク市場も、ダウ平均株価の大幅な値下がりが続いている。

日銀の黒田総裁は16日、3年半ぶりに追加金融緩和にふみ切った。

しかし、景気の先行きには不安がつきまとう。

東京の築地場外市場にある鮮魚店、斉藤水産。

自慢は、毎日仕入れる新鮮な魚。

しかし、最近の自粛ムードで売り上げは深刻だという。

斉藤水産・統括責任者 斉藤又雄さん「(お客さんは)半分以下ですね。今の時間ですと、混み合ってる状態ですから。大げさに言えば、売り上げ10分の1くらいになってますよ。日に日に、その影響が大ですね」

客が減ったため、仕入れを通常の半分に減らすなどして対応。

そのうえ、値下げもしていた。

斉藤水産・斉藤さん「営業時間やパートさん・アルバイトさんの時間を少し短縮したり、最少人数でやるようにしてますね」

先週国会でも、3カ月自粛が続けば、インバウンドとあわせて、およそ2.3兆円の損失との見方が示された。

日本経済に吹く強い逆風。

福祉関係 50代「いったんコロナだとわかったら、事業所全体が停止とかになる。死活問題」

会社がもうからないとなると、心配なのがボーナス。

経済ジャーナリストの荻原博子さんによると、大企業のボーナスはマイナス3%、中小企業はそれ以上に深刻になる可能性があるとの見方を示した。

不動産業 40代「(ボーナスは?)ボーナス…どうなんでしょう。いただけるかどうか、いただければいいんですけど」

小学2年生の母親 40代「子どもの習い事が今、3つ。(夫の)ボーナスが、例えば急に10万円下がったら、結構痛い…」

こうした状況を打開しようと、安倍首相は16日、「今までの発想にとらわれない対策をとっていく」という発言をしている。

政府の次の一手は、わたしたちの暮らしを支えてくれるのか。

(2020/03/17)

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