アメリカ・ニューヨーク州などは3つの州が合同でレストランや映画館などの営業禁止を決めました。
アメリカでは、様々な場所で新型コロナウイルスによる影響が深刻化しています。ニューヨーク州の感染者は950人と急増。経済への影響を度外視した「封じ込め対策」が取られています。ニューヨークの名所「タイムズスクエア」ではいつもなら人でごった返していますが、車通りが少なく、観光客もかなり少なくなっています。ミュージカルも閉鎖していて、人が非常に少なくなっています。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ニューヨーク州などの3つの州では50人以上の集会が禁止となります。この影響でレストランなどでの外食は禁止となり、飲食店の営業はテイクアウトと配達のみ可能となります。
そんななか、マンハッタンに50年近く続く老舗のイタリアンレストランでは、普段は多くの客がいるランチタイムにほとんど人が入っていません。
イタリアンレストランのオーナー:「言うまでもなく、とてもナーバスでイライラしていて、こんなことが起きたことを悲しく思っております。(店を長期で閉めるなんてことは)今まで一度も経験した事がありません。私たちは1週間で7日、1年のうち363日営業しています」
客の男性:「(レストランの営業停止に)私は多くの人が傷付いていると思う」
人気のすし店でも・・・。
寿司店のオーナー:「(Q.随分、悩まれたのでは?)そうですね。先週くらいから会社の方々は、ビジネスでディナーとかランチには来られないようになっていて、基本的にはキャンセルになってしまったので、どうしようかなと頭抱えていたところに営業できないという状態になっちゃったんで、まあ仕方ないかなと思います」
人の多く集まる映画館やスポーツジムなども無期限の閉鎖を余儀なくされています。創業1949年のニューヨークの老舗ジャズクラブのオーナーは「9.11の同時多発テロでも1日しか閉めなかったが、今回は行政によって強制的に閉鎖された」と苦しい胸の内を語っています。
様々な場所が営業停止のなかで、新型コロナウイルスに対する不安からネットによる注文が急増しています。ネット販売の大手「アマゾン」では、10万人を緊急雇用すると発表しました。さらには、イギリスやカナダ、EU(ヨーロッパ連合)を含む従業員も時給の引き上げを検討しています。
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