武漢での新たな感染者数が5日連続で1桁にとどまり、流行のピークが過ぎたとしている中国当局。
今、神経をとがらせているのが、海外からのウイルスの逆流入。
先週、日本から中国に戻った久保悠さんは、「僕の部屋の前の廊下に、監視カメラが1台増えていて、もしかしたら重点的に見られているのかなと」と話す。
久保さんは、入国後、北京空港近くの専用の施設で体温測定を受け、バスで自宅に送り届けられたという。
すると…。
久保さん「部屋に入るまで、ずっと(マンション)管理会社の人間がついてきて、家の中に僕を入れたという証明写真を撮られました」
症状はないが、男性は自宅で隔離状態。
北京市は、水際対策をさらに強化し、16日から入国した全ての人を対象に、無症状でも原則14日間、自己負担での隔離を義務づけた。
その中国では、いわゆる情報統制も続いている。
SNS上では、その網をかいくぐろうとする投稿が注目を集めている。
漢字の間に絵文字を盛り込んだメッセージ。
内容は、「2019年12月30日」、「肺炎患者のウイルス検査報告書」、「前代未聞の厳しい訓戒」など。
2019年の末、ウイルス確認に関する情報を広めたことを、病院からとがめられたと訴えるもの。
絵文字を挟むことで、当局の自動削除を困難にしようとしたとみられるSNS。
習近平政権は、情報の公開が遅れたことで感染が拡大したと批判を受けていて、こうした書き込みに神経をとがらせている。
(2020/03/16)
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