新型コロナウイルスの影響で、イベントの自粛や休校が相次ぐ中、切り花や鉢物などの花の生産者も大きな打撃を受けている。

そんなピンチを救おうと立ち上がったのは、霞が関初のYouTuberだった。

1,000坪ほどの広いビニールハウスの中で色鮮やかに咲いているのは、冬から春にかけての定番鉢花「サイネリア」。

本来、この時期は繁忙期で、ビニールハウス内はほぼ空の状態のはずだが、2020年は大半が売れ残っている。

その原因は…。

浜野園芸・濱野力さん「本来ならば、卒業式に飾っていただくはずなんですが、ことしは“新型コロナウイルス”の影響で卒業式が中止。うちのビニールハウスの中で咲いてしまっている状況」

1鉢600円から800円と価格も手頃なうえ、ボリューム感と色彩の見栄えの良さから、全国の卒業式で大活躍の「サイネリア」。

しかし、2020年はキャンセルが相次ぎ、売り上げも2019年の同じ時期より半分ほどに落ち込んでしまったという。

濱野さん「このまま半分売れ残ってしまうと生活がままならない…」

イベントの自粛などで、展示用や贈答用など、花の価格が3割から4割下落。

この危機的状況に、江藤農林水産相も「花についてはですね…ん〜」と困惑の表情。

この現状をなんとか打開し、消費拡大に貢献しようと、あるプロジェクトが始動した。

手作り感満載の動画配信で、バラの花をダーツに見立てて、日本地図上を花いっぱいに満たしたり、花の品種を楽しく紹介する花王子。

彼の正体は、農水省生産局 園芸作物課・郷古渉さん。

この動画を制作しているのは、霞が関で国の政策に関わる「官僚」たち。

撮影から編集まで、全て自分たちの手で行っている霞が関初のYouTuber軍団。

農水省では1月に、日本の農林水産業や国産食材の魅力を発信する公式YouTubeチャンネル「BUZZ MAFF(ばずまふ)」を立ち上げ、すでに60本以上の動画をアップしてきた。

そして今回、需要が落ち込む「花」にも関心を持ってもらおうと、「花いっぱいプロジェクト」を立ち上げ、13日に新作動画を公開した。

郷古さん「生産者や花屋さんに何かできないかと思って、せっかく今、農水省にいるので、ここから何かをしたいと思って活動した」

消費低迷などで苦しむ生産者と消費者をつなぐ架け橋として、霞が関初のYouTuberたちの思いは届くのか、注目となる。

(2020/03/15)

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