新型コロナウイルスの影響でアメリカのトランプ大統領が
東京オリンピックの開催を1年延期することを提案しました。
一方、日本政府は開催に向け
準備を進めると改めて表明しました。

(トランプ大統領)
「1年延期すべきかもしれない。無観客でやるより良いだろう」

東京オリンピックまで4ヵ月余り。
トランプ大統領が
突然、言及した大会の延期。
果たして、延期はあり得るのか…。

(橋本 五輪担当大臣)
「中止や延期は一切検討していない」
(小池都知事)「毎日超ド級の変化があるのでその言葉も驚きません。
東京都としては中止の選択肢はない」

安倍総理はきょう午前、トランプ大統領と電話で会談。
大統領から延期について発言はなかったといいます。
(菅官房長官)
「大統領からは(開催に向けた)わが国の透明性ある努力を
評価する発言があった」
(記者)「五輪は落ち着いた環境で開催できる見通しを持っているか」
(菅官房長官)「当然そうです」

開催で足並みをそろえる日本。
ただ、肝心のあの人の発言が揺れています。

トランプ大統領の発言の前。
ギリシャで聖火リレーがスタートしました。
この場で、国際オリンピック委員会のバッハ会長は
「大会の成功に向け努力を続けている」と話し中止や延期を否定。

しかし、12日放送のドイツのテレビでは、
開催の是非について
「WHO・世界保健機関の助言に従う」と述べています

(街の人①)「トランプ大統領が発言したなら延期になってしまうのかな」
(街の人②)「来年にして人が集まるならその方がいい」
(街の人③)「代表にやっと決まった人がかわいそうだし、人生変わっちゃうのでは」

猛威を振るう新型コロナウイルス。
アメリカではニューヨークのブロードウェーが
12日からすべての公演を中止に。
ディズニーランドやユニバーサルスタジオも休園を発表しています。

こうしたなか、
国会では、感染が拡大した場合に、
政府が「緊急事態宣言」を発令できる改正法が
さきほど参議院で可決、成立しました。
あす施行されます。

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