東日本大震災から9年が経ちました。
被災地のひとつ宮城県の松島町から中継です。
日本三景の一つ、宮城県・松島。
東北地方の有数の観光地も震災で大きな被害を受けました。
しかし、おととし観光客の数は震災前の水準まで回復。
その起爆剤となったのが名産の牡蠣です。
市場にある「焼きがきハウス」では、牡蠣食べ放題が人気。
松島の牡蠣は小粒ながらも強い甘みが特徴です。
この牡蠣を目当てに日本だけでなく、世界中から観光客が集まります。
宮城県の牡蠣の生産は震災後大きく落ち込みましたが年々回復。
今では震災前の半分の水準まで戻りました。
松島町の中心部に位置する磯崎漁港。
津波で崩れた岸壁も修復され今ではここがこのあたりの牡蠣の生産拠点となっています。
組合長をつとめる赤間庄三(しょうぞう)さん。
牡蠣加工歴30年のベテランです。
津波で牡蠣をいれる水槽などがすべて流されてしまいましたが、現在は、震災前の生産体制に復旧しました。
ここにきて新たな懸念となっているのが新型コロナウイルスです。
町では観光客が減ることで復興が遠のくのではと心配する声があがっていました。