東日本大震災から11日で9年です。震災によって亡くなった人は1万5899人となり、いまだ2529人が行方不明となっています。被災地では朝から追悼の祈りが捧げられています。

 (相埜裕樹アナウンサー報告)
 去年9月に整備され、初めての追悼の日を迎えた高田松原津波復興祈念公園です。11日は午前中から大勢の人がこの場所を訪れ、手を合わせる姿が見られます。公園の周囲には高さ12.5メートルの防潮堤が完成しています。今は穏やかなこの海ですが、震災当時、最大17メートルの津波に陸前高田市は襲われました。9年かけて中心市街地は大規模なかさ上げが行われ、今は商業施設ができるなど、新しい街の形が見えつつあります。震災を後世に語り継ぐために造られた東日本大震災津波伝承館は開館から半年経たずに来場者数が10万人を超えるなど、連日、大勢の人が訪れていますが、今月に入って団体の予約のキャンセルが相次いでいます。今年は市主催の追悼式が規模縮小になるなど、新型コロナウイルスの影響が出ていて、節目の日に残念だという声が聞かれました。
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