東日本大震災から、11日で9年を迎える。
震災で亡くなった人は、1万5,899人にのぼり、今も2,529人が行方不明のまま。

復興に向けた現在の状況と今後の課題について、東京オリンピックの聖火リレーの出発地、福島県のJヴィレッジから中継でお伝えする。

福島第1原発から南におよそ20km。
Jヴィレッジから3月に聖火リレーがスタートし、復興に向けて歩みを進める福島の今の姿を多くの人に発信する。

この緑の芝のピッチも、原発事故後は、対応拠点の駐車場に姿を変えていたが、2019年に全面再開されたあとは、サッカーの聖地としての姿を取り戻しつつある。

3月に入り、帰還困難区域の一部で初めて避難指示が解除された。

また、3日後の14日には、南北で分断されていたJR常磐線も全線で運転を再開する。

一方で、今も4万人以上が避難を余儀なくされていて、避難指示解除が遅れた地域では、住民の帰還が思うように進まないという現実がある。

光と影が背中合わせの福島の9年の歩み。

復興は、まだ道半ば。

宮城・南三陸町にある、震災復興祈念公園。

この公園には、9年前、避難した職員や住民など43人が犠牲となった旧防災対策庁舎がある。

町ではあの日、800人以上の人が犠牲となった。

震災の教訓を後世に伝えるために整備された公園。

2019年の12月に一部開園、2020年の秋に全面オープンする予定。

しかし、課題も見えてきている。

それは、維持管理費。

国の財政支援を受けて整備をしたものの、その後の維持管理費は地方。

どのようにその費用を捻出していくのかという課題についても考えなければならない。

7万本の松林で唯一津波に耐えた奇跡の一本松。

周辺一帯は、「復興祈念公園」として整備された。

この岩手・陸前高田市では、1,650億円をかけて市街地をかさ上げしたが、全体の65%、35haでいまだ活用方法が決まっていない。

一因として、市が独自に定めている「100坪ルール」の存在がある。

例えば、元々「110坪」を所有していた人が区画整理事業で土地を交換する際、高台には100坪までしか割り当ててもらえないというもの。

残りの10坪は少し離れた「かさ上げ地」をあてがわれるが、こうした分断された土地を活用できず困っている人が多くいる。

9年という歳月が新たな課題を照らし出す中、前例のない街づくりが続く。

(2020/03/11)

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

★チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/subscription_center?add_user=FNNnewsCH

新規コメントの書き込み