株式市場は、きょうも「コロナショック」に揺れ、日経平均株価は、一時1万9,000円を割り込みました。
しかし、下落の要因は、新型コロナウイルスだけではないようです。

日経平均株価は、きょうも朝から下落。
下げ幅は、一時800円を超え、およそ1年3ヵ月ぶりに1万9,000円を割り込みました。

投資家
「(1万9,000円を)割ってしまったね。ちょっと大変なことになった」
「過去経験したことない状況だと思う大変な状態」
しかし、トランプ大統領が減税などを表明したことや、日本政府による経済対策への期待感などから午後は、値上がりに転じました。

加藤記者レポ
「きょうの日経平均株価、午前中に800円以上値を下げていましたが、午後にはプラスに転じ、200円近くの上昇で終わりました。」

午前中、大幅に値下がりしたのは、原油相場が影響していると専門家は指摘します。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券藤戸さん
「原油価格の下落は消費国にとってはプラスの面もあるが、株売りということに直結する」

原油相場を大きく動かしたのは、6日に開かれたOPEC石油輸出国機構の加盟国とロシアなどの非加盟国による会合です。
原油価格を維持するための減産に、ロシアなどが反対し、協議が決裂。
そのため、9日のニューヨーク原油先物価格は、10ドル以上下落し、およそ4年1ヵ月ぶりの安値をつけました。

これによるサウジアラビアなど産油国の動きが株価の下落につながっているといいます。

藤戸さん
「(サウジアラビアは)原油価格が急落すると収入が減ってしまう、財政赤字を補填するために保有している株式を売るということになる」

日経平均の下値のめどは
「原油価格の下落がさらに続くと、最悪のシナリオとしては、1万7,000円も考えておく必要がある。」

原油の専門家は、もし原油価格が40ドル程で安定した場合、レギュラーガソリンの価格は1リットル当たり9円ほど安くなると見ています。
消費者にはありがたいですが、ただ、藤戸さんによると、それは、緩やかな価格下落の場合で、今回のように急落すると、経済全体への悪影響が大きくなり、その恩恵を受けにくくなるようです。

原油価格の更なる下落の可能性もあり、先行きはまだ楽観できません。

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