新型肺炎をめぐっては、企業活動に大きな影響が出ています。
万全の対策で、何とか営業を続けようと努力する日本と中国の現場を取材しました。


中国・上海。
新型肺炎で地方に帰った従業員が戻ってこないため人手が足りず、営業に支障が出ていました。

菅野記者
「大手コンビニチェーンのローソンでは、人材不足にある対策をとっています。それが従業員のシェアリングサービスです。」

こちらの男性。
レジ打ちや、商品の整理などを手際よく進めていますが…

苗 兵兵さん
「レストランのコックで上海の地元料理を作っていた。新型肺炎の影響で店が一時的に休業中です。」

感染リスクが高いとされる飲食店は、営業再開の許可がおりず、男性は、働き口を探していたのです。

ローソンが利用したのは、中国政府当局が提供する“労働者シェア”サービス。
不足していた店舗スタッフ600人のうち、およそ200人を飲食業界から補いました。

ローソン中国・張晟 副総裁
「(飲食業界とコンビニは)衛生管理などの意識は大きく変わらない、年齢層も近い。自動発注などもやっていたので、緊急で人が入ってきても、ある程度問題なく、大きなトラブルもなく運営できた」

アリババや大手の物流企業も、こうしたサービスを利用していて、官主導の“労働力シェア”は広がりをみせています。


静岡県にあるこちらのスポーツジム。
マシンで汗を流す客の姿がありました。

スポーツジムに政府が自粛要請をしていることについて聞いてみると。

利用者
「習慣がなくなると全然行かなくなってしまう可能性もある」「困ります、みんな美ボディーを目指している」

客の要望も強く、店では慎重に対策をして、営業を続けています。

エイトジム 櫻井オーナー
「各マシンに除菌剤と拭き取るタオル。随時、拭き取りしている」

30分に1度はすべての機械を除菌。

さらに、集団感染の共通点と言われる「換気が悪く、人が集まって過ごす空間」の対策として、定期的に大きな窓を全開にして空気の入れ換えをしています。

エイトジム 櫻井オーナー
「スポーツジムが危ないのではなく、換気できない密閉空間が危ない」


同じく感染拡大リスクが高いと言われているカラオケ店。

ここでは、テーブルやリモコンなど、店内の消毒を徹底しながら営業。

唾液が付きやすいマイクは、専用のスプレーで奥深くまで消毒しています。

カラオケパセラを運営するニュートン 鈴木さん
「なるべく広い部屋(に案内)。2~3人の客でもゆとりを持って利用してもらい、なるべく接触が少なくなるようにしている」

対策に取り組んでいるものの、客は前の年の半分にまで落ち込んでいます。

そうした中、新たに始めたのが、休校の子どもを対象にしたテークアウト専門の「こども食堂」です。

販売するのはカレーとサラダのセットで、価格は100円。
今月末まで行う予定です。

利用者
「安くておいしいものを食べられるので、親としてはありがたい」

新型肺炎が終息した後の集客につなげたい考えです。

カラオケパセラを運営するニュートン 斎藤さん
「困ったときにあそこなら何かやっているかもしれないという、助け舟になっていけるように地域に根ざすことを意識している」

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