WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は3日、新型コロナウイルスの感染者数が、世界全体で合わせて9万人に達したと明らかにしました。
感染者が確認された国と地域の数も前の日から12増え、死者は合わせて3,000人を越えました。
テドロス氏はスイス・ジュネーブで行われた会見で、世界中の新型コロナウイルスの感染者のうち3.4%が死亡した一方で、インフルエンザによる死者は1%にも満たないと指摘しました。
「新型コロナウイルスの感染効率はインフルエンザよりも低い」ものの、ワクチンや効果的な治療法がないため感染して死亡する割合が高くなっているとしています。
また、テドロス氏はIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長と電話会談したと明らかにしました。
東京オリンピック・パラリンピックの開催について、「決定を下すには時期尚早である」との認識を示したうえで、感染状況などの観察を続けるとしました。