“一斉休校”で学校に行けなくなった子どもたち。これまでの長期休暇と違い、遊びに行くことも塾に行くこともできず、自宅でストレスを感じてしまう子も多くいるのではないでしょうか。そんな子どもたちのために今、無料でサービスを開放する企業の動きが広がっています。
まずは「漫画」。「集英社」と「小学館」は、漫画雑誌の「週刊少年ジャンプ」や「月刊コロコロコミック」などのバックナンバーを約1カ月間限定で無料配信しています。週刊ジャンプ編集部は「子どもたちや外出が難しい方々に楽しんでほしい」、コロコロコミック編集部は「こんな時こそガッツな笑いを」などとコメントしています。
さらに、「LINE」が「学研ホールディングス」などと始めた中学・高校生向けの無償学習支援サービスです。国語・数学・英語・理科・社会の5科目を動画で学ぶことができます。提供期間については、新型コロナウイルスによる影響が終息するまでを想定しているということです。
さらに、こんなお得なサービスも。その名も「スマホ学園 現役東大生がコロナで休校の間授業します」。現役の東大生が始めたのは、ユーチューブでの無料オンライン学習塾です。
現役東大生・ライター、西岡壱誠さん:「何で『ターミネーター』というか知ってますか?色んな理由があるのですが、1番の解答として『ターミネーター』というのは人類を『終わらせるもの』なんですよ」
「term」という英単語を日本語の「期間」と暗記するのではなく、この単語の持つ「範囲の限定」という元々の意味を教える、これぞ「東大流」の学習メソッドなのでしょうか。
実は、こういった「学校」の枠にとらわれず、教育サービスにITを活用した学習は「エドテック」と呼ばれて注目を集めています。令和の時代。もはや学校に行かなくても、実は学習の機会はたくさんあるようです。子どもたちの学びがウイルスによって止められてしまう、そんな心配はなくなるのかもしれません。
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