新型コロナウイルスによる肺炎への警戒感からニューヨーク株式市場で株価が連日大幅に下落する中、FRB=連邦準備制度理事会は利下げを再開する可能性を示唆しました。
28日のニューヨーク株式市場では、新型肺炎の感染拡大への懸念からリスク回避の円買いが強まり、ダウ平均株価の下げ幅が一時1,000ドルを超えました。
週間では3,600ドル程度と、リーマン・ショック直後を上回る過去最大の下げ幅でした。
ただ、FRBのパウエル議長が緊急声明で、「景気を下支えするため適切に行動する」と利下げの可能性を示唆すると、ダウは取引終了間際に下げ幅を縮め、357ドル安い2万5,409ドルで取引を終えました。
また、ニューヨーク外国為替市場の円相場は、一時、去年10月以来の円高ドル安水準となる1ドル=107円半ばまで上昇しました。
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