日経平均株価はきょう一時、1,000円以上値を下げました。
新型コロナウイルスの感染拡大などが影響したためです。
東証アローズから中継です。
マーケットでは新型肺炎が
世界経済に深刻な影響が出るとの見方が広っています。
きょうの日経平均株価は
先週末より「781」円下げて取引を終えました。
こちらは今朝の証券会社のコールセンターの様子です。
朝9時に取り引きが始まるとすぐに売り注文が殺到し、
あわただしい様子が見られました。
【コールセンター】「売り気配なんで値段はついていない」
【コールセンター】「真っ青でしたね。きょうはさすがに」
東京株式市場は全面安の展開で、
取引開始直後は値が付かない銘柄もみられました。
下げ幅は一時、1,000円を超えました。
株式相場は世界同時安の様相で、
24日のニューヨーク株式市場でも
ダウは1,000ドル以上下落。
またイギリスやドイツでも記録的な大幅安となっています。
【みずほ証券 三浦 豊氏】
ヨーロッパで(感染者が)増えたと言うことで
アメリカでもひょっとしたら増えるかもしれないという
警戒感が強まった。
日経平均で行けば2万2,000円を割るリスクがある。
日経平均を構成する225の銘柄のうち
きょう唯一株価を上げたのは
富士フイルムホールディングスです。
子会社が開発した「アビガン」という薬の投与を
新型肺炎の治療として、
厚生労働省が始めたことなどを理由に買われました。
一時、9%近く上昇し、上場来高値を付けました。
株安を受けて午後5時半から財務省や日銀の幹部が集まり
対策を話し合うと言うことです。
以上、中継でした。