週明けのNY株式相場は急落です。
イタリアや韓国で新型コロナウイルスの感染者が急増したことを受けてアジア株、ヨーロッパ株、そしてアメリカ株と世界同時株安の様相です。
ダウ平均株価の下げ幅は1,000ドルを超え、終値は1,031ドル安の2万7,960ドルでした。
半導体関連株や、アマゾン、アルファベットなど今年に入って上昇基調を強めてきた大手ハイテク銘柄が大きく下落しました。
ただ、ダウ銘柄でもっとも下落したのは医療保険大手ユナイテッドヘルス。週末にネバダ州で行われた民主党の党員集会でサンダース上院議員が圧勝したことが売り材料になったようです。
債券市場では金利が急低下。30年債利回りは史上最低水準をつけているほか、10年債利回りは、2016年イギリスの国民投票後につけた安値水準に接近しています。
一方で、利下げ織り込みも進み、2年債利回りは一時1.25%を割り込む場面もありました。
債券同様買われているのが金で、一時1,700ドルを窺う場面もあるなど、投資家のリスク回避の姿勢が鮮明になっています。

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